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お母さんが日常で気づきやすい子供の癖 徹底紹介 ぽかん口・食いしばり・受け口

症状1:食いしばりや歯ぎしり

※強い力で嚙みしめる状態や、歯と歯を強い力でこすり合わせる行為を「食いしばり・歯ぎしり」として表現しております。

これらは歯並びの問題や、ストレスなどが原因と考えられます。


◆食いしばりや歯ぎしりの治し方◆

子供に限らず、大人でも食いしばりや歯ぎしりの癖がある人は大勢います。
大人になってからの治療では、その根本的な原因を解消するものはありません。一般的には、顎の痛みや歯の痛みなどの症状緩和を目的とした対症療法(マウスピースの使用や、ボトックスなど)をします。

現代では生活環境や、離乳食の早期開始、食べ方や、食べている物の種類が昔と違ってかなり変わってきており、子供の噛む力自体が強くなっている、と感じます。
診察する子供の半数以上が、噛み方、噛む力に異常があると感じられます。

来院された親御さんに尋ねると、子供の好きな食べ物が硬いものや噛み続けられるものであることも多く、飴や氷を噛み砕いて食べてしまうようなお子さんもいらっしゃいます。
本来の年齢で食べる物より、硬いものを食べることが習慣化されている子供も多く、こうして来院されなければ対症療法でしか治療できない年齢になっていたかもしれない、と推測できる子供がとても多いのが現状なのです。

子供は大人と違い、成長発育していくので、食いしばりや歯ぎしり等のよくない癖を治していけばいいと考えています。
その為には、指導・訓練が必要となるので、親御さんとのコミュニケーションが非常に大切ですが、大人とは違い根本的な原因を改善させることができるのが子供の最大の利点なので、お気軽に歯科医師に相談してみてください。


症状2:受け口

※下顎が上顎と比べ大きい、食事のときに下顎をつきだして食べる行為を「受け口」といいます。

もちろん、遺伝的な関係もありますが、飲食時の姿勢・遊び方やその時の姿勢・睡眠中の体勢など、子供の生活習慣も多くの影響をあたえます。

発育を終えた大人の場合、受け口の治療はとても困難であり、主な治療は下顎の骨を切り、矯正治療にて咬み合わせを再構成していく、という方法になります。
受け口の場合、奥歯でしか食べ物を噛んでないことも多く、その部位ばかりに負担がかかるため、痛みなどの症状がでやすいのも特徴のひとつです。
咬み合わせが正常なバランスではないため、治療で長期的に安定させることが難しく、顎関節症や、最悪の場合は歯を喪失してしまうこともある、とても厄介な症状なんです。

生まれ持った骨格というのは少なく、食べ方や姿勢、こういった生活習慣の癖が原因となり、成長とともにだんだんと下顎が出てくのです。

小児期は受け口を治療で治すということではなく、原因となっている日々の生活習慣を気を付けてもらいます。低年齢の子供の場合は、下顎を前に出して遊んだりする子もいる為、それが癖になっていないか?を見ることがとても重要になります。

小学生になると舌や頬回りの筋肉が上手に使えてないことにより、受け口の症状がさらに悪化していくケースもありますので、指導・訓練が必要となります。
指導・訓練で改善が見込めない場合は、親御さんと相談し矯正治療をしていくか等の治療計画を一緒に考えていきます。


症状3:正中線のずれ

上下の歯をかみ合わせた時に上の歯と下の歯の真ん中が合わない。ぱっと見歯並びが整っているように見えても、正中線だけがずれているという人も実はいるんです。

幼少期は、主に日常生活のなかでの姿勢の崩れが原因となることが多いです。

・母乳やミルクを飲ませる方向が毎回一緒
・テレビや動画を見ながらの食事
・指しゃぶりや爪を噛む行為

以上が主な原因として挙げられます。

前歯の中心が少しずれていることはよくありますが、姿勢の崩れや、原因となる癖を継続的にしたまま大人になると、その少しのずれがより大きくなり、歯を早期に喪失してしまう可能性を高めます。

小児期から早めの指導ができていれば、正中線のずれを緩和できたり、早期ならばある程度治せる場合も多いため、早めに歯科医師へ相談していただければと思います。


症状4:ぽかん口

ぽかん、と何もしていない時も口があいてる・食事のときも口がぽかんとあいている状態を「ぽかん口」(口唇閉鎖不全)と表現します。

大人でも、口がぽかんと開いてしまう方は多くみられます。
口を閉じる筋肉が成長できていないことや、口呼吸がやめられないことが主な原因として挙げられます。

わかりやすい特徴は、食事をよく食べこぼす、出っ歯、クチャクチャとした租借音、歯茎の腫れ、歯の着色が多い、口臭がでやすい、などがあげられます。

治療の方法としては、食べ方の指導・矯正治療・被せ物の治療だったりしますが、どれも長期化することが多く、長年習慣となっている癖は改善されないことも多いです。

小児期からのアプローチは、まず口を閉じるための環境づくりです。

例を挙げると、ごはんのあげ方や指しゃぶりは何歳まで容認するかを考えたり、口まわりの筋肉マッサージ等を日常生活にとりこみ、自然に口を閉じていられる状態になるよう年齢別に指導内容を変えて、指導・訓練していきます。

そのためには、親御さんとのコミュニケーションがとても大切になってきます。
常に細かく情報共有をして、相談しながら治療をすすめていきます。


◆まとめ

 

大人と違い子供には、成長発育する余力がたくさんあります。
成長を終えて悪くなり切ってからでは、治すのではなく、悪くなっているところを早期に察知して、これ以上悪くならないように向かわせていくことが非常に大事になります。

小児の歯科検診は大人と違い、歯科医師に任せておけば大丈夫、というものではありません。
親御さん、歯科医師、そしてお子さん みんなが協力し合って関わっていく必要があります。

いま、虫歯がない低年齢のお子さんも、一度歯医者で診てもらうことをお勧めします。

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